ひとりで生きていく

今回ご紹介するのは、芸人＆ソロキャンパー等でご活躍中の

『ヒロシ』さん執筆の本です。

１．この本『ひとりで生きていく』の簡単な紹介

『本のタイトル』

ひとりで生きていく　全191ページ

『著者・出版社』

ヒロシさん・廣済堂出版

『この本を読んだきっかけ』

「ヒロシです」ネタで一世風靡したヒロシさんが、いつの間にかYouTuberに!?
そんな興味からこの本を取ってみました。
『ひとりで生きていく』とタイトルがあるように、読者の状況によっては
「自分とすごくマッチしている」と思えたり、はたまた
「自分とは全然置かれている立場が違う・・」と思えたりするかもしれません。

しかし、他人との距離の置き方や、窮地に陥った時の逃げ方、
なぜソロキャンプYouTuberになれたか等、ヒロシさん流の生き方が綴られています。

『学びとなること』

読むことで・・・

●新しい事への、チャレンジのコツ
●ひとりになりたい時の、逃げ方
●SNSやニュースに、いちいち苛立たなくなる方法

等が学べると思います。

２．この本の要点

要点①：ヒロシさんが「ひとりで生きていく」訳は？

幼いころに、友達と思っていた人が2人きりには仲良く接するが
大勢といるときは態度を変える人だった。
芸人時代にも、一発屋扱いしないって言っていて逆の扱いをされたことも。
他人に期待する生き方は、他人に絶望する生き方。
他人を勝手に期待して、失望したり怒ったりする。
だったら初めから他人に期待せずひとりでいたい。

要点②：ひとりで生きていくためには、どうすればいい？

ひとりで生きられる場所を作り、そこに逃げる。
転職やアフター5の充実等、現状よりも極力戦わずに済む環境へ逃げ、
そこを自分の咲く場所にしてしまえばいい。
自分を必要としてくれそうな場所にいくこと、ボランティア等に参加すれば、
自身の承認欲求を満たすこともできる。
経済面では、お金が無いと余裕が生まれない。まずはお金を100万円貯めてみる。
その為の節約方法として、例えばキャンプ道具は極力安価で有名ブランドに
どれだけ近づけるか？テントをビニールシートを使って試行錯誤して作成し
高価なものと張り合えるか？そのようにおこなえば、エンタメ感が生まれてくる。

要点③：ひとりぼっちの弊害と、その解消方法

世間でニュースになっている犯罪は、無職の独身男性が犯人であることが少なくない。
それはひとり身で暇な時間が生じ、その時間を将来の不安や他者への妬みといった
ネガティブなことで消費してしまうから。挙句の果てに、SNSへの誹謗中傷や
実際に犯罪を犯してしまう。
結局は、その暇な時間を上手く潰すことができなかったのではと思う。
暇な時間を潰すには、何か没頭できるものを見つけること。
その為には、いろいろなことに気軽に挑戦してタネをたくさん蒔き、
その中で芽が出たものを育てればよい。

３．読んだ感想とまとめ

あくまで『ヒロシさん自身の視点』なので、ひとりでいることへの考えが
若干極端かもしれません（友達は欲しくない、結婚はしたくない、等）
悲観せず自分のやりたいことを見つけ、人間関係の煩いを避け、無理なことからは逃げて
自分の場所で過ごす・・・そのような生き方が綴られています。
また第4章で
『ひとりで暇になったとき、たいていは余計なことを考えてしまう。
考えるのではなく動くことは、不安やストレス解消に効果的だ』
と書かれており、私自身が自戒としています（行動よりも、考えるクセがある）
『何かを行動したい人』にとって、そのヒントが書かれている本でもあります。

４．この本をおススメしたい方々

●ヒロシさんと年齢が近い40～50代男性の方

●今の環境がツライと思っている方

●今の環境から、どう逃げれば良いかわからない方

に、オススメの本です。